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11月読んだ本のマトメ [読書&映画]

今月はあんまり読んでいません。というかひたすらに「坂の上の雲」をメモりながら読んでいたので、 めちゃくちゃ時間かかりました。

こんなすごい小説、絶対にもう二度とは読む気になれないと思うけど、さぁ~っと地図もみないとか、ストラテジーも理解しないで読むのはあまりにももったいないので、かならず、地図を傍に置いて、どう攻略していったのかイチイチ理解しながら読みました。

読んでいて気が付いたのですが、やはり軍人でも、戦争の状況をみて「勝った、負けた」という手ごたえはつかみにくいようですね。ゲームのように「game over」などとでないからね。

「閣下、どうやら我々は勝ったようですな…」

「そのようですな」

なんですね。日露戦争は日本がお金がなくて、本音をいればやりたくない戦争だったけれど、それいってだまっていれば、絶対にロシアに日本の一部を取られていたに違いない、という戦争で

児玉源太郎ってエライ人が出て来るんだけれど、「一生懸命、日本人が知力を尽くして5部5部の勝負になるんだろうけど、そこをなんとか頑張って6対4に持って行って、講和したい」という戦争だったんですね。

わたしのおじいさんは日英同盟が結ばれた年、1902年、昭和35年生まれなんだけれど、それよりも20年ほど前に生まれた好古みたいな人物がいたこと自体、なにかとんでもない奇跡のように感じる。

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坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)の感想

日本は大国の「バルチック艦隊」を破った!!ということだけに焦点を絞って喜んでいるが、ロシアはもとより欧州の国々はこれを「気狂いにも等しい」愚行とみなしていた。

なぜにロシアから日本へいくのにわざわざ北海を通り、南下してアフリカを通り、中近東を通り、東南アジアを通って北上するのか?

しかも司令官は無能が服を着て歩いているようなロジェストウェンスキー。無能さにおいては日本の乃木・伊地知といい勝負。

さて、虎の子の第七師団を旅順に投入に蛮行を犯して多くの兵を無駄死にさせ、ついに児玉と大山が立ち上がった。次はどうでる?

読了日:11月28日 著者:司馬遼太郎

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)の感想

旅順・遼陽攻略の場面が素晴らしかった。日本は御一新によって柔軟な思考ができる人間がトップにいたからこそ、辛くもロシアに勝利した。反対に凡庸な人間なのに2万人死なせても反省できなかったのが伊地知幸介。

影でロシア革命の揺動させた明石元二郎。ミニ・ナポレオンともいうべき天才、児玉源太郎。加えて下士官にまでしたわれたマカロフ。ヨーロッパ型の完全主義者のクロパトキンなど敵にも魅力的な人間がたくさんいる。

戦争は実戦、作戦、戦略に強い人間、それぞれの連携プレーだ。慎重すぎても蛮勇すぎても負ける。さて次はどうなる。

読了日:11月26日 著者:司馬遼太郎

聖杯の血統―イエスの隠された系譜聖杯の血統―

聖杯の血統―イエスの隠された系譜

イエスの隠された系譜の感想

はじめの方のイエスがダビデの血統で、当時の慣例によってどのような婚礼をしていたかというのは興味深く読んだ。

サングレアルといわれる王家の血がメロヴィング朝に伝えられ、ロレーヌ家、ハプスブルグ家に伝わるというのは知っていた。そして著者によればスチュアート朝もその系譜に入るとか。

ということはヨーロッパの王家というのはユダヤ人の末裔ということになりますよねぇ。ブルーブラッドって何なんだろうって考えてしまった。あと王家の血筋というのもここまでくるとそこにどんな意味があるの?なんか眉唾のような気も…。

読了日:11月11日 著者:ローレンスガードナー

その女アレックス (文春文庫)

「イレーヌ」よりも格段に構成が緻密。

被害者が実は加害者、加害者が実は被害者と話は息もつかせない展開になる。最愛の妻を亡くして立ち上がれないカミーユを立ち上がらせたものはこの一見残虐非道にも見える事件だった。

個人的にアレックスの家族が自分の親と兄に似ていたので、非常にアレックスに同情した。カミーユの造形といい、アレックスといい、作者はきっとそういう毒親の被害者なのではと思う。

私は性的虐待やここまでひどい暴力は振るわれていないが、アレックスのようなめにあったら、やはり同様にやってしまうかもしれない。

読了日:11月2日 著者:ピエールルメートル


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